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松谷は、生前の横田さんから直接手渡されたグローブを手に登場。撮影でも実際に使用したというそのグローブを見つめながら、「公開初日に多くの方から感想をいただき、コメントを読むうちに涙が止まりませんでした。阪神の本拠地・大阪でこの作品を観てもらえて、本当に幸せです」と感慨深げに話した。
撮影中の印象的な出来事として、甲子園でのシーンを振り返った。シーズン中のためわずか一日の撮影許可で、しかも東西から台風が迫る雨予報だったが、松谷がグローブを手に球場入りした瞬間、分厚い雲の合間から陽光が差し込んだという。彼は「横田さんの思いが届いたのかもしれません」と静かに語り、「慎太郎さんに、もう一度会いたくなりました」と天を仰いだ。
鈴木も「横田さんに本当にお会いしてみたかった」と共感。甲子園での撮影では、阪神OBの川藤幸三氏や平田勝男二軍監督らとの交流を通じて「野球っていいなと心から思えた。おかげで野球ファンになりました」と笑顔で語り、観客から大きな拍手を浴びた。
作品に込められた横田さんの不屈の精神と仲間たちの絆が、阪神ファンの街・大阪のスクリーンに温かく甦った一日だった。
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