大悟が語る“モテる理由”と岡山弁の魔法　山崎光春

さらに大悟は、結婚相手の家族への挨拶でも「意外と好かれるんですよ」と語る。中でも印象的なのは、車内で彼女の両親に「結婚してええ？」とミラー越しに尋ね、「ええよ」と即答をもらったという独特な逸話だ。驚くほどフランクな口調にもかかわらず、相手に不快感を与えないのは、彼独自の“岡山弁マジック”によるところが大きい。

本人も「岡山弁だと、ちょっと生意気な口調でも『まぁ田舎の子じゃけぇ』で許してもらえる」と語り、相方ノブも「方言だといかつさが出ない」と同意する。地方の言葉が持つあたたかみや距離の近さが、大悟のキャラクターをより親しみやすいものにしているのだ。ノブは「大悟のため口は、ギャルのゆきぽよと同じジャンルかも」と独自のたとえで笑いを誘った。確かに、ため口であっても悪印象を与えない人がいるのは不思議だが、それこそ方言という“人間味”のある言葉の魅力といえるだろう。