こんにちは！山崎光春です。
2024年8月1日、落語家の桂米丸さんが東京都内の病院で老衰のため亡くなりました。享年100歳。落語芸術協会が5日に公式ホームページで発表しました。
桂米丸さんは1925年4月6日に神奈川県横浜市で生まれ、1946年に古今亭今輔に入門し、翌年に二ツ目に昇進しました。1949年には「四代目桂米丸」を襲名し、真打に昇進しました。新作落語一筋を貫いた彼は、戦後の落語界で大いに活躍し、テレビ黎明期にはテレビスターとしても広くお茶の間に愛されました。
彼の功績は落語界にとどまらず、1976年に日本芸術協会（現・落語芸術協会）の三代目会長に就任し、翌年には社団法人化に伴い初代会長に就任しました。この間、23年間にわたり会長職を務め、落語界の指導者としても活躍しました。1999年に会長職を勇退し顧問となり、2000年には最高顧問に就任しました。彼の創作意欲は最晩年まで衰えることなく続きました。
桂米丸さんは、テレビ番組『徹子の部屋』にも出演し、その人柄と話術で多くの人々に愛されました。彼の最後の寄席定席は2019年9月の新宿末廣亭で行われました。新型コロナウイルス感染症の流行以降は寄席出演を控えていましたが、電話で元気な声を聞かせることも多く、寄席復帰を模索していた矢先の訃報でした。
葬儀は8月4日に近親者のみで執り行われ、喪主は長女の倉田信子さんと次女の平井いずみさんが務めました。桂米丸さんの死去に際し、落語芸術協会は「彼は当協会の精神的支柱であり続け、新作落語の第一人者としても最晩年まで創作意欲が衰えることはありませんでした」とコメントし、その功績と人柄を讃えました。
桂米丸さんは、1992年に紫綬褒章、1998年に勲四等旭日小綬章を受章し、その生涯を通じて日本の文化芸術に多大な貢献をしました。彼の逝去は落語界にとって大きな損失となりますが、その遺した作品と精神は永遠に語り継がれることでしょう。謹んでご冥福をお祈りいたします。
Citations:
[1] https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14223803819
[2] https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10162344670
[3] https://www.theport.jp/portcareer/article/60471/
[4] https://hiroba.benesse.ne.jp/faq/show/322?category_id=1137&site_domain=manabi
[5] https://oshiete.goo.ne.jp/qa/12640378.html
